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トグルホールディングス株式会社のエンジニアブログでは、私たちの技術的な挑戦やプロジェクトの裏側、チームの取り組みをシェアします。

新卒こそイベントや勉強会で登壇するべきだと実感した話

こんにちは! 株式会社トグルホールディングスでエンジニアをしている高橋です。
今回は、私自身の経験から感じた「新卒エンジニアがイベントや勉強会で登壇することによって得られる大きな恩恵」についてお話ししたいと思います。
若手エンジニアの方や、登壇に興味はあるけど一歩踏み出せない…という方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。

はじめに

私は今年の4月に新卒で入社し、現在は「デベNAVI」というサービスの開発チームに所属しています。
これまでエンジニア向けの勉強会には聴衆として数回参加したことはありましたが、登壇の経験は全くありませんでした。
正直なところ、「登壇は経験豊富なエンジニアがするもの」というイメージが強く、自分が登壇する側になるのは少なくとも2年目以降になると思っていました。

きっかけは社内公募!思い切って手を挙げてみた

そんな私が登壇することになったきっかけは、7月にFindyさんが主催したこちらのオンラインイベントでした。

このイベントにトグルから1名登壇する枠があり、社内で希望者が募集されました。
その募集の際に「若手の方はチャンスですよ〜」という言葉が添えられていたのを見て、これはいい機会かもしれないと思い、手を挙げてみました。

登壇テーマと発表内容

イベントのテーマは「バックエンドTypeScript」でした。
私が所属する「デベNAVI」の開発では、フロントエンド・バックエンド共にTypeScriptを採用しているため、入社してから数ヶ月間の開発経験をアウトプットするのに最適なテーマだと感じました。

当日の発表で使ったスライドはこちらです。

発表では、実例のコードも交えながら、私たちのチームが採用している「フルスタックTypeScript」の開発について、以下のような内容をお話ししました。

  • フルスタックTSのメリット
    • 言語が統一されており学習コストが低い
    • 全員がフルスタックに開発できるためフロントエンドとバックエンドで分業する必要がない
    • ZodやPrismaなどの型生成によって型安全に開発できる
  • フルスタックTSの落とし穴
    • 似て非なるスキーマを定義してしまうと、型に厳格なTSだからこそ問題になり得る
    • そのため、初期設計が非常に重要になる
  • TSならではの苦労と気づき
    • TSは私たちに「良い設計とは何か」を問い続け、コードを健全に保ってくれる強力なパートナーである

登壇準備で得られたメリット

発表準備の過程で、普段の業務では得られないような貴重な経験をすることができました。

自分の経験を深く振り返る機会になった

登壇するにあたり、まずはチームの開発環境の全体像を改めて整理し、一般的な開発環境と比較しました。
その上で、この数ヶ月間の自分の開発を振り返り、「この環境のメリット・デメリットは何か?」「実際に開発していてどう感じたか?」といったことを一つひとつ言語化していきました。
日々の業務に追われているとなかなか取れない「立ち止まって振り返る時間」を強制的に作れたのは、非常に良い機会だったと感じています。

先輩からのフィードバックで学びが加速した

社内には登壇経験のある先輩方が大勢いるので、過去のスライドを参考にさせていただいたり、作成したスライドにフィードバックをいただいたりしました。
客観的な視点からアドバイスをもらうことで、自分の考えが整理され、発表内容をより洗練させることができました。

当日の反響と、新卒だからこその価値への気づき

イベントはオンライン開催だったため、コメントで参加者の皆さんの反応をリアルタイムで見ることができました。
コメントであれこれ突っ込まれることを覚悟していましたが、実際には温かいコメントばかりで驚きました。

「新卒だー、頑張れー!」

(発表内容に対して)「これはあるあるですね」「確かに」

「開発環境について新卒の実感を聞けるのは貴重」

特に印象的だったのが、「新卒の実感を聞けるのは貴重」というコメントです。
勉強会で登壇されるのは経験豊富なエンジニアの方が多いからこそ、実務経験が浅い新卒のリアルな意見や視点には、また違った価値があるのだと気づかされました。
開発スピードが求められる現場では、新しくチームに加わるメンバーがどれだけ早くキャッチアップしてチームに貢献できるかは重要です。その意味で、新卒視点での「フルスタックTSの開発者体験」についての実感を話せたのは、意外にも聴衆の方々にとって有益な情報だったのかもしれないです。

一度の登壇が、次のチャンスを運んきてくれた

登壇を経験したことで、次のチャンスにも繋がりやすくなると感じています。
実際に、今年の11月に開催される「TSKaigi」について、社内で「プロポーザルの締め切りが近いけど応募してみない?」と声をかけていただきました。
一度アウトプットしたことで、自分の興味・関心領域を社内外に示すことができ、次の機会に繋がりやすくなるという好循環を実感しています。TSKaigiにもぜひ応募してみたいと思います!

おわりに

今回の経験を通して、新卒や若手エンジニアこそ、積極的にイベントや勉強会で登壇してみるべきだと強く感じました。

  • 自分の経験を整理し、学びを深める絶好の機会になる
  • 「若手・新卒の視点」そのものに価値がある
  • 一度登壇すると、次のチャンスに繋がりやすくなる

この記事が、皆さんの新しい挑戦のきっかけになれば幸いです。